「富士山麓シグニチャーブレンド」は熟成のピークに達した原酒を厳選し世界一のブレンディング技術によって誕生したブレンデッドウイスキーです。御殿場蒸溜所の世界的に評価の高いグレーンウイスキー、IOW2017※にて世界最優秀賞を受賞したマスターブレンダー、田中城太氏のブレンディング技術によるまさにプレミアムなウイスキーで富士山麓 樽熟原酒50°の上位クラス品にあたります。そもそも2017年4月より富士御殿場蒸留所のファクトリーショップならびにキリンオンラインショップ「DRINX(ドリンクス)」のみでの限定販売だったこの商品。生産体制が整ったことで全国販売となった次第。2018年8月21日発売。
※IOW2017:アイコンズ・オブ・ウイスキー2017。
1.メーカー
キリンディスティラリー株式会社
2.蒸留所
「富士御殿場蒸留所」は、モルトとグレーン、2つの原酒をひとつの蒸留所で蒸留する、
世界でも稀有な試みによって、独自のウイスキー哲学を醸成してきました。
設立当初からグレーンウイスキーの自社生産にこだわり、一般的なライトタイプのグレーンウイスキーだけでなく、ミディアムタイプ、ヘビータイプと、香味豊かなグレーンウイスキーをつくり続けています。
3.商品名
富士山麓 シグニチャーブレンド
4.特徴
熟成のピークを迎えた原酒を厳選しブレンドした「富士山麓」の自信作
このウイスキーの特徴として、熟成年数にこだわらず使用する原酒(モルト、樽材など)によって異なる熟成の進み具合に着目し、それぞれが最高の熟成度となる時期(※マチュレーションピーク)となる原酒をブレンドしているところにあります。
熟成のピークに達した原酒を主に、マスターブレンダー田中城太の熟練したブレンディング技術で誕生した、富士御殿場蒸溜所を象徴するウイスキーです。洋梨やパイナップル、オレンジピールを思わせるフルーティで華やかな果実香が立ちのぼり、黒糖や焼き菓子のような甘く芳ばしい風味が織り重なる複層的で円熟した味わいが特長です。
※マチュレーションピーク
それぞれのウイスキー原酒が本来持つ香味的特長・個性が最も良く表れている状態(円熟期)を指します。樽熟成させる前の蒸留液の性状、熟成させる樽の種類、温湿度環境によって、熟成のピークに達するタイミングは異なり、原酒がたどる熟成の軌道に違いが生まれます。
香り:メロン、レモン、ライム、柿、ナッツ、青リンゴが先行、バニラやウエハースが後を追う。
味わい:ストレートでは辛みが強いが、加水でビター、酸味が先行、後味は甘い。
余韻:気品のある熟成香と共に、複雑で奥深い余韻が心地よく続く。
タイプ:ブレンデッド
原材料:モルト、グレーン
アルコール分:50%
5.受賞歴
現時点では受賞歴はありません。
6.価格
参考小売価格:700ml 5,000円(税込:5,400円)
通販やネットオークションでは4,000円〜5,000円前後の価格で販売されています。(2019年4月23日時点)
DiningBar Hidden Loungeでの提供価格
「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを
45ml:1,200円
にて提供しております。
7.まとめ
グラスに注ぐとこちらは樽熟原酒50°よりも濃厚な色合いで、フルーティーな香りのあとに、バニラやキャラメルのような甘く芳醇な香りが残ります。香りの余韻だけで1時間はグラスを楽しめそうです。味わいはまろやかな口当たりで、甘く芳醇な樽での熟成を感じます。アルコール度数は同じ50度ですが、樽熟原酒50°にはまだ荒々しい感じが残っており、シグニチャーブレンドはアルコールの高さを感じさせないまろやかで円熟した深い味わいに仕上がっています。まさにいまが飲みごろという完成度の高さ、これはシングルモルト一択という方にもぜひ飲んでいただきたいです。
この深く芳醇な味わいは、ハイボールや水割りでも存分に味わうことができると思いますが、ただ冷やすとどうしてもせっかくの良い香りも弱くなってしまうので、トワイスアップで飲むのもオススメです。是非DiningBar Hidden Loungeでご賞味ください。