ジャパニーズウイスキーのテイスティング体験をして頂きました。

日頃より、「麻布十番BAR新海」をご愛顧頂き、誠に有難うございます。

今日は、ウイスキーのテイスティング体験について、書いていきます。

昨年から、アフターコロナという事で海外からの観光客が続々と増えてきており、「BAR新海」にもジャパニーズウイスキーを飲んでみたいという訪日観光客も多数ご来店頂いておりますが、昨日は訪日観光客向けにディーブでローカルなグルメツアーを企画されている「Japan Hopping」さんのご紹介でジャパニーズウイスキーテイスティング体験コース(エントリー編)を提供させて頂きました。

お客様にも大変楽しんで頂けたようでしたが、私達にとっても非常に貴重な体験となりましたので、今回記事にしてみようと思いました。

1.体験していただくウイスキー

今回、企画元のJapan Hoppoing様からご依頼いただいた内容は、

訪日観光客向けに、麻布十番界隈のローカルな飲食店数店舗を回るディープなツアーを企画したい。BAR新海では、3000円くらいのジャパニーズウイスキーの飲み比べを提供してもらえないか?

という内容でした。

ご予算3000円という事なので、リッチでハイエンドなジャパニーズウイスキーはご用意出来ませんが、まずはエントリー編として、安めの日本のウイスキーを5種類、15mlで飲み比べしていただくのはどうだろうか。

という事で、ラインナップさせて頂いたのは、下記5銘柄。

<ジャパニーズウイスキー飲み比べ(エントエリー編)>

①シングルグレーン知多
②イチローズモルト&グレーン
③シングルモルト富士
④竹鶴ピュアモルト
⑤シングルモルト桜尾

各15ml、料金お一人様3000円

※因みに資料は英語で用意しました

2.ゲストはカリフォルニアのご夫婦

今回テイスティング体験にエントリーされたのは、カリフォルニアから日本に1カ月間の滞在で旅行に来られたご夫婦でした。1ヵ月も滞在されるなんて、一体どんなリッチでセレブなご夫婦なんでしょうか。

年齢的には50歳代くらいでしょうか。麻布十番のグルメツアーの中でもウイスキーの体験はとても楽しみに今回エントリーされたとの事でした。

3.エレンさんの進行でテイスティングスタート

今回は、Japan Hoppingのエレンさんがガイドを担当。
エレンさんは、アメリカ育で英語もネイティブなので、終始ゲストのご夫婦とは楽しそうに色々とお話をされていました。

感心したのは、事前に今回のウイスキー体験の事や、各蒸溜所の事も熱心に勉強してこられており、とてもスムーズな進行でテイスティングがスタートしました。

頂いたご質問には、私が答える事も無く、半分以上はエレンさんが回答されていたような・・・

4.テイスティング中の質問

テイスティングがスタートすると、ゲストのお二人も真剣な顔でウイスキーの色や香り、味を試され、ご質問もたくさんいただきました。

・知多のグレーンの原料トウモロコシは日本産なのか?
・蒸溜所の気候は、製造のどの工程で大事なポイントになるのか?
・樽は何を使っているのか?
・今、買っておいた方が良いウイスキーはどれか?
・米を使ったウイスキーはあるのか?
・飲んではいけない美味しくない日本のウイスキーはあるか?

樽に関しては、テイスティングの銘柄が変わるたびに質問されていて、味の違いが樽の影響によるところが強いと感じていらっしゃるのかなぁと感じました。

5.ベストウイスキーは・・・

5種類のテイスティングが終わり、ゲストお二人にどのウイスキーが好み(ベスト)だったか?と質問をしたところ、

奥様は、「シングルモルト桜尾

旦那様は、「シングルグレーン知多

へぇ~、そうなんだー、アメリカだからグレーンウイスキーに飲みなれているからなのか?と聞いてみると、
いつものむお酒は「ビール」という事でした(笑)

6.最後に

Japan Hopping様とは、何カ月も前から今回の企画について一緒に準備を進めてきたので、今回実際のゲスト様のエントリーで実施されたことは非常に嬉しい事でした。

最初という事もあり、まずは選ばれやすいご予算3000円のエントリー編を今回はご用意させて頂きましたが、折角の日本旅行の機会ですから、ジャパニーズウイスキーの魅力をもっと知って頂きたいとも感じました。

ジャパニーズウイスキーの魅力をもっと知っていただく為には、少し費用は高くなっても、よりリッチでハイエンドなジャパニーズウイスキーを選定してくべきだと思いました。

私達の今回のようなテイスティング体験を通じて、日本のウイスキーの美味しさや魅力が更に世界中に口コミされ、ジャパニーズウイスキーがより発展していくものと信じて、このような取り組みを続けていこうとおもいます。