fukase@bar-shinkai.com

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厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 3

世界的にも評価され、日増しに知名度も高まっている「厚岸蒸留所」 今回は今年3月5日に発売された「厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 3」を紹介いたします。 来るべき正式商品化の時期に先立ち、ウィスキー愛好家の方々へ『厚岸蒸留所の現在』を伝えるNEW BORNシリーズは、全4弾を予定しており、既に第1弾、第2弾、第3弾まで発売されました。 今年、8月予定で第4弾が発売されることとなっています。 厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 1バーボン樽ノンピート(2018/2/27発売) 厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 2バーボン樽ピーテッド(2018/8/28発売) 厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 3ミズナラ(2019/3/5発売) 厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 4ブレンデッド(2019/8/XX発売予定) ウイスキーの風味は熟成させる樽によって大きく変わり、一般的にバーボンやシェリー酒の製造に使われた外国製の中古樽を使うことが多いですが、今回紹介する第3弾は貴重な道内産ミズナラ樽で熟成させたのが特徴です。ミズナラ樽はお香のような独特の香りがつくとされ、ウイスキー愛好家に人気があります。 1.メーカー 堅展実業株式会社 2.蒸留所 厚岸蒸留所 (2016年操業開始) アイラモルトのようなウィスキーを目指す北海道で2番目のウィスキー蒸留所 「スコットランドの伝統的な製法で、アイラモルトのようなウイスキーを造りたい」という強い想いで2016年に開業した厚岸蒸留所。設備はスコットランドのフォーサイス社製のものを導入。 アイラ島のウイスキー造りと同様、泥炭(ピート)層を通った水を仕込み水に用い、冷涼で湿潤、そして海風が当たる場所「厚岸」で日々、熟成が進んでいます。 〒088-1124 北海道厚岸郡厚岸町宮園4丁目109-2 堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所 ※蒸溜所見学は「厚岸味覚ターミナルコンキリエ」が主催しています。 詳しくはこちらのページをご覧ください …

ホワイトオーク地ウイスキーあかし

「あかし」シリーズの定番「ホワイトオーク 地ウイスキーあかし」は、江井ヶ嶋酒造が造り続ける伝統的な地ウイスキー「ホワイトオークウイスキー」の歴史を受け継いだもの。日常的にたのしめる、お手ごろ価格のスコッチタイプのブレンデッドウイスキーです。お手ごろといっても、厳選したイギリス産麦芽を100%使用して、華やかな香りを実現しています。 兵庫県明石市の蔵元「江井ヶ嶋酒造」。名前の通り、明石の地ウイスキーが同商品です。明石の蒸留所で蒸留・貯蔵熟成させた、スコッチタイプのブレンデッドウイスキーとなっています。 1.メーカー 江井ヶ嶋酒造株式会社 2.蒸留所 「江井ヶ嶋酒造ウイスキー蒸留所」 兵庫県明石の江井ヶ嶋酒造がウイスキー製造免許を取得したのは1919年。新たな蒸留所が竣工したのは1984年。スコットランド地方の様式を取り入れた蒸留所は小規模ながらモルト原酒に拘ったウイスキーづくりを行っている。 現在利用されているポットスチルやウォッシュバックは1984年に導入されたもの。後に熟成庫は別の建物へ移設されることになるが、当時は熟成を含めた製造のすべての過程が一つの建物に収まっているという蒸留所としてはユニークなレイアウトを採用していた。当時の蒸留棟は1988年以降熟成庫として今なお使用されており、瀬戸内海の独特の気象条件がウイスキーの味わいに大きく影響を与えているという。 3.商品名 ホワイトオーク地ウイスキーあかし 4.特徴 華やかなモルトの香り。淡麗でやや辛口。気軽に飲める地ウイスキー。 連続式蒸留機が生む甘い香りとなめらかな口当たり、英国産麦芽100%を原料に造ったスコッチタイプのブレンデッドウイスキーです。 モルトの香り華やかに、淡麗でやや辛口な気軽に飲んでいただける明石の地ウイスキーです。 ロック、ハイボールなど最適です。 グラスに注いで香りをかぐと、アルコールの刺激が強めですが、その奥からはトーストにした食パンに似た香りを感じます。 口に含むと、先ほどの香りが強くなり、ラムレーズンや麦チョコのような甘い香りも感じられます。 味わいも全体的に甘めで、ストレートでもそれほどきつさを感じません。 ロックにして加水されてくると、ピートの持つスモーキーさが広がるようになり、味わいも酸味が加わって複雑に絡み合ってきます。むしろ加水したほうが飲みごたえが出てくる雰囲気があります。 香り:ラムレーズン、トーストした食パンの香り。加水するとスモーキーさも出てくる。 味わい:全体的に甘め。加水すると酸味も出てくる。 タイプ:ブレンデッド 原材料:モルト、グレーン アルコール分:40% 5.受賞歴 現時点では受賞歴はありません。 6.価格 参考小売価格:500ml  1,092円(税込:1,180円) 通販やネットオークションでは定価に近い1,000円前後の価格で販売されています。(2019年3月16日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを 45ml:700円 にて提供しております。 7.まとめ…

ニッカカフェグレーン

「ニッカ カフェグレーン」は、世界でも稀少な“カフェ式連続式蒸溜機”でつくられた味わい深いグレーンウイスキーです。一般的なグレーンウイスキーに比べ、原料由来の甘さがしっかりと残っているのはカフェ式だからこそ。 1.メーカー ニッカウヰスキー株式会社 2.蒸留所 ニッカウヰスキー『宮城峡蒸留所』では、世界でも稀少となった「カフェ式連続式蒸留機」を 使用し、伝統的なグレーンウイスキーづくりを行っています。 「カフェ式連続式蒸留機」が発明されたのは1830年頃です。 開発者、イーニアス・カフェの名にちなんで「カフェスチル」と呼ばれています。 現在主流となっている連続式蒸留機はアルコール精製度を高められる反面、香味成分までも除去してしまいます。一方、旧式で蒸留効率が劣る「カフェ式連続式蒸留機」の蒸留液には原料由来の香りや成分がしっかりと残ります。 それを熟成した後、モルトとブレンドすると、貯蔵後にモルトの個性を引き出しながら新たな香りと 味わいを生み出してくれるのです。 3.商品名 ニッカカフェグレーン 4.特徴 伝統的な連続式蒸留機が生む甘い香りとなめらかな口当たり ニッカのブレンデッドウイスキーにあるまろやかな余韻は、この「カフェグレーン」のほのかな甘さにあるといえるのです。 あえてストレートで味わってみると、アルコール度数45度にもかかわらず、アルコールの刺激はほとんどなく、華やかな香り(蜂蜜、リンゴ、エステル系)が広がります。奥からはナッツやウッディな香りも漂います。 味はリンゴや蜂蜜の甘い味やチョコレートのような渋みのある味が交互にやってきます。 カフェ式ならではの甘い香りとなめらかな口当たりが特長です。 香り:ウッディなバニラ香、クッキーのような香ばしさ。カスタードクリーム、チョコレート、砂糖を焦がしたような甘い香り。 味わい:クリーンで軽やかな舌触り、ウッディさを伴うバニラ、ハチミツのような甘い味わい。 余韻:軽快なボディ感と共にすっきりと消えていく。 原材料:グレーン、モルト アルコール分:45% 5.受賞歴 2016 ISC 金賞 6.価格 参考小売価格:700ml  6,000円(税込:6,480円) 通販やネットオークションでは6,000円〜8,000円前後の価格で販売されています。(2019年3月10日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを 45ml:1,300円…

ニッカカフェモルト

「ニッカカフェモルト」は、ニッカウヰスキーが持つ伝統的なカフェ式連続式蒸留機(カフェスチル)でつくられたウイスキーです。カフェスチルでつくられるグレーン ウイスキーは主にトウモロコシを原料にしたものが一般的ですが、ニッカでは大麦麦芽を原料にカフェスチルで蒸留した、新しい味わいの原酒づくりにチャレンジしてきました。 1.メーカー ニッカウヰスキー株式会社 2.蒸留所 ニッカウヰスキー『宮城峡蒸留所』では、伝統的な「カフェ式連続式蒸留機」を保有しています。現在主流となっている連続式蒸留機は、アルコールの精製度を高められる反面、香味成分までも除去してしまいます。一方、ニッカが保有する「カフェ式連続式蒸留機」は、旧式で蒸留効率はおとりますが、蒸留液に原料由来の香りや成分が残るという特徴があります。この蒸留機は、1830年頃に発明され、開発者であるイーニアス・カフェの名にちなんで“カフェスチル”と呼ばれています。ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝には、カフェ式連続式蒸留機を自分の工場に導入し、本格的なブレンデッドウイスキーをつくりたいという夢がありました。その念願が叶い、1963年に導入し、翌年本格操業を開始したそのカフェスチルは、当時としても“極めて旧式”なタイプでした。それは「本物のおいしさ」を求めた政孝のこだわりでした。 3.商品名 ニッカカフェモルト 4.特徴 カフェ式だからこそ感じるモルトの甘さ、芳ばしさ。 麦芽の甘さと芳ばしさ、ほのかなバニラの香りと軽快なモルト香が調和。軽やかでスムースな口当たり、ふわりと広がるクリーミーな甘さ、すっきりと爽やかな後味が特徴です。 カフェグレーンをも上回る、バランスが良くさらにそれぞれのパラメータが圧倒的に強く非常にパワフルな香り。 色:琥珀色。 香り:特に際立つのはココアやコーヒーのようなビター感、そして強い果実香、バニラ、クリームのような脂肪様の甘い香り。 味わい:カフェグレーンよりクローブのようなスパイス感が上がり、ビター感、奥深くなった甘みが印象的。スムースでピターで飽きないうまさ。 余韻:余韻は短く、ライトでキャラメルと南国フルーツのような甘さ。 原材料:モルト アルコール分:45% 5.受賞歴 2017 ISC カテゴリー最高賞(トロフィー) 6.価格 参考小売価格:700ml  6,000円(税込:6,480円) 通販やネットオークションでは6,000円〜9,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月27日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを 45ml:1,300円 にて提供しております。 7.まとめ 飲む前の香りはアルコールの刺激の奥にカラメルのような香りが伝わってきます。 ストレートで飲んで最初に感じられるのは、ゴムや硫黄のような香り、そのあとにバナナのような甘い香りがしてきます。 奥にはウッディな香りもしています。 味わうと多少のアルコールの辛味はあるものの、香りにつられるかのようにバナナのような味、 さらにはナッツのような味が奥から伝わります。…

ニッカフロムザバレル

『フロム・ザ・バレル』は、世界的な酒類品評会である「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2016」において5年連続で金賞を受賞。 その他、国際的なウイスキーコンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」において2009年はいわゆる17年もの、21年ものといったエイジング商品を押さえ、サブカテゴリーの枠を超えた日本代表として「ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー」に選出されました。 1.メーカー ニッカウヰスキー株式会社 2.蒸留所 「フロム・ザ・バレル」に使用されているグレーンウイスキーが宮城峡蒸留所で蒸留される「カフェグレーン」なのは当然として、ニッカウヰスキーの長熟原酒は、ドラマ「マッサン」に登場した余市蒸留所のものが特に逼迫しているようですから、「フロム・ザ・バレル」が終売にならずに値上げで済んだのはモルトウイスキーが宮城峡蒸留所のもの、または宮城峡蒸留所の原酒が主体だからなのかもしれません。 3.商品名 ニッカフロムザバレル 4.特徴 その名の通り樽出しでアルコール度数が51.4度 『フロム・ザ・バレル』は、熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽詰めし、数ヶ月ほど再貯蔵。この再貯蔵は「マリッジ(結婚)」と呼ばれ、まさにこの間、個性の違うウイスキーは結婚したかのように深く馴染み合い、調和の取れた美味しさが生まれます。 再貯蔵された多くのウイスキーは、瓶詰め前に割り水によってアルコール分・40~45%程度に調整されますが、『フロム・ザ・バレル』は、割り水を最小限に留め、アルコール分「51%」に設定。骨太な飲みごたえとともに、再貯蔵(マリッジ)で生まれた濃厚にして繊細な香りと味わいのハーモニーをお届けしています。 色:濃い琥珀色 香り:濃厚にして繊細な香り 味わい:重厚な味わいとコク 余韻:豊かで長い余韻 タイプ:ブレンデッド 原材料:モルト、グレーン アルコール分:51% 5.受賞歴 2016 ISC 金賞(5年連続) 2015 ISC カテゴリー最高賞(トロフィー) 2009 WWA ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー 6.価格 参考小売価格:500ml  2,400円(税込:2,592円) 通販やネットオークションでは3,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月26日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを 45ml:1,000円…

岩井トラディション

「岩井トラディション」は、本坊酒造のウイスキー造りの創生期を支えた岩井喜一郎氏の功績を讃えるべく、2010年に発売された記念のブレンデッドウイスキーです。同社のウイスキー造りにおける半世紀を超える技術と経験が惜しげもなく注ぎ込まれています。 1.メーカー 本坊酒造株式会社 2.蒸留所 マルスウィスキーマルス信州蒸留所 「いつか日本の風土を生かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。まず、昭和35年に山梨にワインとウイスキー製造のための工場を設立。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求めていました。澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれていることなど、ウイスキー造りのための自然条件はたいへん厳しいものがあります。こうした条件を満たす土地を探し求め、紆余曲折を経て、信州宮田村に工場を新設することとなりました。中央アルプス駒ヶ岳山麓のこの地は、冬は氷点下15℃を下回る日も珍しくない寒冷地であり、適度な湿度をもたらす霧も多く、何より良質な水を有していました。中央アルプスの雪どけ水は、ゆっくりと花崗岩質土壌に浸透し濾過され、ウイスキーに最適な軟水となって湧き出してきます。そこは、まさに長い年月をかけて、探し求めていたウイスキー造りの理想郷でした。 3.商品名 岩井トラディション 4.特徴 穀物由来のグッとくる重厚で満足感のある香り 複雑で心地よい香りが特徴、口当たりは優しく、柔らかいがボディーがしっかりしていて熟成感も感じられます。上品かつ重厚感のある味わい。様々な樽種やピーティなモルトの原酒を絶妙なバランスでヴァッティングすることで、上品な口当たりの柔らかさ、味わうたびにバランス感のあるハーモニーが楽しめるブレンデッドウィスキーです。 香り:ピートの程よい香りとアルコールのツンとした香り。遅れてバニラ香と熟したレーズン。思ったよりもピート香があり、スモーキーさを強く感じます。 味わい:濃厚なハチミツ感、バター、焦がしカラメル、黄色い花のようなフローラル、ほんのりスパイシー、桃のようなフルーティさ。 余韻:微炭酸水のような心地よいほろ苦さとプリンのような甘さがふんわりとした余韻を残す。 タイプ:ブレンデッド 原材料:モルト、グレーン アルコール分:40% 5.受賞歴 現時点では受賞歴はありません。 6.価格 参考小売価格:750ml  2,000円(税込:2,160円) 通販やネットオークションでは2,000円〜3,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月20日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを 45ml:800円 にて提供しております。 7.まとめ 価格・味ともにマルスウィスキーの「ツインアルプス」よりももうワンランク上。オンザロックも良いですし、価格的にも気兼ねなく好きなように割って楽しめるウィスキーです。香りも味も芳醇かつ濃厚で、かなり薄めの水割りでも味わいがしばらく残ります。香りも後に引きます。ハイボールやロックでも美味しく飲め、飲み進めているうちにほんのりとした甘みを感じるようになります。

富士山麓 樽熟原酒50°

こだわりの「アルコール度50°」のおいしさが「ノンチルフィルタード製法」でさらに進化。 樽熟原酒本来の味わいがさらに楽しめます。2016年3月22日発売。 ノンチルフィルタード製法とは、製品化の際に冷却ろ過を行わずにびん詰めすることで、ウイスキーのうまみ成分を逃がさない製法のことです。主にプレミアム品や限定品などで採用される製法です。 1.メーカー キリンディスティラリー株式会社 2.蒸留所 「富士御殿場蒸留所」は、モルトとグレーン、2つの原酒をひとつの蒸留所で蒸留する、 世界でも稀有な試みによって、独自のウイスキー哲学を醸成してきました。 設立当初からグレーンウイスキーの自社生産にこだわり、一般的なライトタイプのグレーンウイスキーだけでなく、ミディアムタイプ、ヘビータイプと、香味豊かなグレーンウイスキーをつくり続けています。 3.商品名 富士山麓 樽熟原酒50° 4.特徴 うまみ溶け込むアルコール度数50° 一般的にウイスキーはアルコール度数60度以上で樽詰めされ、熟成、ブレンドされた後、びん詰め時に製品のアルコール度数まで加水されます。この時にアルコール度数が急激に下がることで溶け込んでいた香味成分が溶けきれなくなり析出してしまいます。 「富士山麓 樽熟原酒50°」は、富士御殿場蒸留所の環境下、香味上望ましい熟成方法を検証した結果、モルトウイスキーをアルコール度数50°、味わいの鍵となるグレーンウイスキーの一つにアルコール度数55°でバレル(180L小樽)熟成させた原酒を使用しています。 出来るだけ樽出し時に近い状態でびん詰め(※)することにこだわり、原酒本来のうまみを封じ込めています。 ※これにより、樽熟成の度数とびん詰め度数がほとんど変化なく、香味成分の析出が少ない。 香り:フルーティな樽熟香とモルトの香ばしさが調和した香りが初めに感じられます。 味わい:口に含むと複雑に絡み合った香りが、ゆっくりと解き放たれます。舌で転がすときに広がる香味は、甘さを感じるほどまろやか。 余韻:奥深い余韻が、心地よく鼻に抜けていきます。 タイプ:ブレンデッド 原材料:モルト、グレーン アルコール分:50% 5.受賞歴 現時点では受賞歴はありません。 6.価格 参考小売価格:700ml  1,500円(税込:1,620円) 通販やネットオークションでは2,500円〜3,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月12日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを 45ml:700円 にて提供しております。 7.まとめ…

竹鶴ピュアモルト

脈々と受け継がれた技と志。香り高く、飲みやすく、豊かな味わいのモルトウィスキー。 「モルトの深いコクと味わい」そして「やわらかな飲みやすさ」。竹鶴ピュアモルトは一見相反するふたつの魅力を併せ持っています。2013年9月25日発売。 1.メーカー ニッカウヰスキー株式会社 2.蒸留所 竹鶴ピュアモルトは「余市蒸留所」と「宮城峡蒸留所」それぞれの蒸留所で熟成を重ねたニッカが誇るモルトの上質なものだけをヴァッティング(※)しています。 (※)モルトウイスキーとモルトウイスキーを混和すること。 華やかさを求め、磨き上げたモルトの技。 ふたつの蒸留所のモルトを混ぜ合わせ、つくりあげられるピュアモルトはニッカの伝統が築き上げてきたブレンド技術の結晶です。 3.商品名 竹鶴ピュアモルト 4.特徴 モルトウィスキーでありながら、ブレンデッドウィスキーに匹敵するやわらかなウィスキー 日本のウイスキーの父、竹鶴政孝の名前を冠したピュアモルトウイスキー。複雑にして華麗。熟成を重ねた上質のモルトだけで仕上げた、香りがよくて飲みやすいピュアモルトウイスキーです。やわらかく甘い香りとなめらかな口当たり、まろやかな味わいが特長です。爽やかな余韻も楽しめます。 香り:やわらかなモルトの香りと甘くバニラのような樽熟成香。青りんご、洋梨のような果実香、杏やグレープフルーツのような爽やかで甘酸っぱい香り。 味わい:まろやかでシルクのような口当たり。バナナ、オレンジのようなフルーティーさとライムを思わせる爽快でフレッシュな味わい。 余韻:やわらかな酸味を伴ったややビターな余韻とキレの良さ。 タイプ:ピュアモルト 原材料:モルト アルコール分:43% 5.受賞歴 2014 ISC 金賞 2016 ISC 金賞 2018 ISC 金賞 6.価格 参考小売価格:700ml  3,000円(税込:3,240円) 通販やネットオークションでは4,000円〜5,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月6日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを…

シングルモルト宮城峡

日本のウィスキーの父・竹鶴政孝が自らの夢見た未来を実現するためにつくられたのがこの「シングルモルト宮城峡」。 2015年9月1日発売。スチームによる間接蒸留によりポットスチルの内部にパイプをめぐらせ、約130℃の蒸気を通してじっくり蒸留してつくられている。 1.メーカー ニッカウヰスキー株式会社 2.蒸留所 ニッカウヰスキー第2の蒸留所「宮城峡蒸留所」 余市蒸留所がスタートして約30年後、創業者の竹鶴政孝は余市とは異なる個性のモルトウィスキーづくりを目指し、次なる蒸留所建設の地を探し、数ある候補の中から選ばれたのが、杜の都・仙台でした。 3.商品名 シングルモルト宮城峡 4.特徴 深みを増した、華やかさと軽やかさ。 スチームによる穏やかな蒸留と、原酒に重い成分を残さない構造のポットスチル。この蒸留方法が生み出す華やかでフルーティーな原酒にシェリー樽モルトと新樽モルトを加えたことで、軽快な中にも深みと厚みが生まれました。さらにライトピートタイプの原酒が、穏やかなピートの余韻を感じさせます。すっきりと洗練されたキレがありながら、スイートな味わいが感じられる。「シングルモルト宮城峡」はローランドモルトを思わせるやわらかで繊細な味わい。バニラのような甘い熟成した香りと、バナナやリンゴを思わせる果実のような甘酸っぱいさがエレガントなシングルモルトです。 香り:りんごや洋梨のようなフルーティーさ、甘く華やかな花の香り。樽由来のやわらかいバニラ香。 味わい:ドライフルーツのようなスイートさ、なめらかな口当たり。 余韻:麦の甘さ、ほのかなビター感。穏やかな樽香が優しく広がる。 タイプ:シングルモルト 原材料:モルト アルコール分:45% 5.受賞歴 現時点では受賞歴はありません。 6.価格 メーカー希望小売価格:700ml  4,200円(税込:4,536円) 通販やネットオークションでは4,000円前後とほぼ定価に近い価格で販売されています。(2019年2月6日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを 45ml:1,100円 にて提供しております。 7.まとめ シングルモルト宮城峡の個性を楽しむなら、まずロックか僅かに水を加えた水割りで。きれいに湧きあがる華やかさとフルーティーな香り、スムースな口当たりとスイートな味わいが引き立ちます。 シャープなキレは、ハイボールで。微かに効いたピートの余韻が飲みやすさの中に飲みごたえを感じさせます。シングルモルトはクセがあって苦手という方にも、エントリータイプとしておすすめできます。

シングルモルト余市

余市蒸留所でなければつくれないモルトウィスキーを探求し、新しく組み立てられた「シングルモルト余市」。 2015年9月1日発売。核となっているのはストレートヘッド型ボットスチルと石炭直火蒸留ならではの重厚さと香ばしさです。 1.メーカー ニッカウヰスキー株式会社 2.蒸留所 ニッカウヰスキー最初の蒸留所である「余市蒸留所」。 3.商品名 シングルモルト余市   4.特徴 重厚な力強さ、ピートと潮の香り。凝縮された、余市モルトの本質。 ヘビーピートタイプの原酒が力強く主張し、新樽モルトとシェリー樽モルトによってしっかりとしたボディ感とウッディな樽の風味が加えられていて、ピートの香りとソルティさを感じる個性的なシングルモルトです。 グラスに鼻孔を近づけると、まずは麦芽の香り。トーストを思わせる麦が焦げたような香りは、世界でも珍しい石炭直火蒸留で加熱したもろみの匂い。またバナナやマンゴーを思わせるフルーティーな香りは、ニッカが使用する特別な酵母由来のもの。年数制限を取り払ったことから、円熟味にプラスして若い原酒の力強さも組み合わさっている。口に含むと、香りでは決して前面に出てこなかったピート、スモーク、潮の香りが力強く主張を始める。鼻孔に昇ってくるヘビーピート原酒の香りは、まさに余市ならではの重厚な味わい。軽い渋味や苦味もあるが、オーク樽からくる甘みが口いっぱいに広がって穏やかに持続し、余韻は極めてスモーキーである。 香り:やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、豊かな果実香の調和。穏やかで心地よいピート感。 味わい:オークの甘さとしっかりとしたピートの味わい。麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の調和。 余韻:あたたかなオークの甘さとスモーキーさがゆっくりと持続する。 タイプ:シングルモルト 原材料:モルト アルコール分:45% 5.受賞歴 2017 ISC 金賞 6.価格 メーカー希望小売価格:700ml  4,200円(税込:4,536円) 通販やネットオークションでは5,000円〜6,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月5日時点) DiningBar Hidden Loungeでの提供価格 「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを 45ml:1,100円 にて提供しております。 7.まとめ かなりピートが効いているので初心者の方がストレートで飲むとキツイと感じるかもしれません。しかし、慣れてしまうとハーフロックやハイボールなどで美味しくいただけるウィスキーとなってます。もちろんストレートでもOK。 余市らしい薫香や甘さも残っているため、余市らしさを味わうことも十分にできるのも面白い個性的なウィスキーです。